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火災保険・参考純率の改定について
2024.09.27
火災保険について多くの保険会社において2024年10月1日以降の保険始期となる契約を対象に一部改定が実施されます。
(現在ご契約中のものは、次回の契約更改まで影響はありません。)
今後、資産家にとっては、火災保険を如何様に付保していくかが、とても大切なポイントになってきます。
改定のポイントは2点
1.料率の見直し
皆様がお支払いされている保険料は、損害保険料率算出機構が膨大なデータである保険統計より算出した「参考純率」を参考にして各保険会社が決定しております。
その、「参考純率」が2023年6月に改訂となり、住宅総合保険の全国平均で13%引上げとなります。それに伴い今回保険料が見直しされます。
参照:損害保険料率算出機構
火災保険参考純率改定のご案内(2023年6月)
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/fire/pdf/202306_announcement.pdf#view=fitV
2.水災補償に対する保険料を水災リスクに応じた5段階に細分化
台風(風災)や雪災などの料率は、地域ごとにそのリスクに応じて違いがあります。
一方で、水災の料率は全国一律となっていました。
地域間の水災リスクの違いによる保険料の公平化を図る必要があるため
市区町村別に、保険料が最も安いグループ「1等地」から最も高いグループである「5等地」まで5区に分かれます。
保険料が最も高い地域は、最も安い地域に比べて、約1.2倍の保険料となります。
参照:損害保険料率算出機構
住宅向け火災保険参考純率の水災料率を細分化します(2023年6月)
https://www.giroj.or.jp/common/pdf/touchi/202306_announcement_attachment.pdf#view=fitV